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第24章 Bath time

『シュージ！泡風呂の入浴剤
貰ったから一緒に入ろ！』

彼女はそう言いながら
小さな箱を持ってきた。

僕からお風呂に誘う事はあったが、
彼女から誘って来たのは初めてだった。

『一緒に？』

彼女の気紛れは
今に始まった事ではないけど
それでも少し驚く。

『泡風呂一緒の方が楽しいやん』

きっと彼女は泡風呂を楽しむ。
それだけ。

でも僕は、違う所のテンションがあがる。


『僕、泡風呂初めてや』

準備をしている彼女に向かって言う。

『そうなん？モコモコ楽しいで♪』

彼女は嬉しそうに
泡風呂の素と呼ばれる入浴剤を
浴槽に入れた。

『先に入れるん？』

初歩的な事を聞いてしまう

『うん。これでお湯入れれば泡立つねん』

そう言ってお湯を溜め始めた。