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第24章 Bath time

彼女の目がほんのりと色を持つ…。
僕の胸のタトゥーを
愛おしそうに撫でる。




『あっ！』

彼女は急に振り返りお湯を止めに行く。
浴槽にはモコモコの泡が揺れている。


『出来た！はよ入ろ！』

そう言って彼女は
完全に遊びモードに入った。


おしい…あとちょっとだったのに。

僕は残念に思いながら
シャワーを浴びると

先に泡風呂を堪能し始めた彼女を
抱き抱えるようにして
浴槽に浸かった。

思ったよりシッカリした泡だ。

掬って彼女の頭の上に置く。

『もー！』

口では怒っているのに
ニコニコと笑顔を見せている。

彼女は泡を掬うと僕に向かって
ふーっと飛ばしてきた。

『わっ！』

顔に飛んできた泡を拭い取りながら
彼女をくすぐりにかかる。