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ROCKな彼女
第3章 Suggestion
ファミレスに着くと
彼女は迷う事なく喫煙席を指定した。
『あ!シュージタバコ大丈夫??
あたしタバコ吸うねんけど…』
申し訳なさそうに
少し上目遣いで聞いてくる。
『全然大丈夫ですよ僕も前は吸ってたんで』
すぐ辞めたけど
『そうやったんや!よかった♪
あたしも辞めようとは
思うんやけどね〜思うだけ♪』
そんな事を言って笑う彼女は愛らしかった。
食事も終わり
まったりしていた時ふと思い出した。
『そういや僕
近々引っ越しせなあかんのですよ』
『てゆーか敬語辞めて。
気ぃ使うわ。で、なんでなん??』
今まで気を使われてたことに
少し驚きはしたけど、続ける。
『なんか、築年数も古いし
解体して駐車場にするからって
言われて安いとこ探してんねん。』