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ROCKな彼女
第9章 Labyrinth
彼女は自宅に着くまでの間
『やっぱり大人しめな
大人な雰囲気の方が好き??』
そう尋ねてきた。
僕は
『アホか。僕が好きなんは
ナツ自身や言うたやろ?
自然なナツが好きやねん。』
想像以上に彼女は気にしているらしい。
『やってあたし…
シュージより4つも歳上の
おばちゃんやし…』
思わず吹き出してしまった。
『!!!なんやねん!
人が真剣に悩んでんのに!』
膨れる彼女はやっぱり可愛い。
『そんなふくれっ面が
似合うおばちゃんナツしかおれへんわ!
そのままでおってよ』
彼女は膨れたまま
『もーええし!』
そう言った。
それでも絡めた指に少し力を入れたのは
嬉しかったからでしょ??
僕は
表情が緩んだまま彼女と歩いた。