パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第9章 Labyrinth

僕変わった？？
そんなつもりは無かったけど…。
君の求める男性に僕はなれてる？？

潤んだ瞳で僕の理性を揺り動かす君も
変わったのかも知れないよ。

一人でにやけながら
何となく化粧台を見ると
アクセサリーボックスを見つけた。

そうや口ピアス付けてもらお。
想像はつくけどやっぱり見てみたい。

僕の知らない彼女。

『シュージ…上がったよ』

『なぁ口ピ付けて見せて？』

『いま？？』

『うん。僕がお風呂上がったら
見たいねん。』

『…わかった』

彼女が頷いたのを見て
僕は浴室へ向かった。


シャワーを頭から浴びながら考える。
そういや僕、キスしかしてない…。
せっかく少し近付いたのに。

誘って拒否されへんかな…？
僕の変化に気付いた様に
彼女の変化にも気付いていた。

でも、やっぱり彼女が欲しい。

僕はそう決心して浴室から出た。