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ROCKな彼女
第10章 Smoking
朝目覚めると腕の中の彼女がいない。
トイレかな…ぼんやり考えていると
『シュージ。起きたん??』
彼女は寝室のドアを開けた。
『あれ?ナツのが
起きるの早いなんて珍しいやん』
少し嫌味っぽく言ってみる。
そんな言葉に噛み付いてくるでもなく
彼女は照れ臭そうに
『朝ごはん作ってん…食べて…?』
彼女が自ら料理をするなんて
僕は夢を見ているのかと
頭を振って見たりした。
『何してん?はよ食べよ』
彼女は急かした。
リビングにいくと
二人分の朝食が並べられていた。
トースターで軽く焦げ目をつけた
イングリッシュマフィン
甘めのスクランブルエッグに
焼いたソーセージ
きちんとサラダまである。