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○○さんは今日も絶倫シリーズ
第5章 敵国の王子さんは今日も絶倫
「ほほう……お前が三国一の美貌の持ち主と謡われ、更に二十を数えぬ齢(よわい)で、西のリクナ国の剣豪、あのバルロドスの右腕を切り落としたという、ディアナ姫か……」
銀色の鎧を付け、金色の長い髪を揺らしながらその男はディアナに近づいた。
ディアナは動こうとしたが、鎖で腕を吊された身体では、ただゆらゆらと空しく揺れるだけだった。
手首には皮の枷(かせ)が食い込み、それは天井から伸びた鎖に繋がれていた。
ディアナの足はつま先がやっと地面に着くほどで、身を吊るされていたのだった。
そしてその足首も手首同様皮の枷で結わえられていた。
着ているものは、鎧を脱がされた今では、その下に纏っていた胴だけを覆う下着と、腰回りから脚の付け根までを隠す、下履きだった。
透き通るほど白い肌の長い手足は、天井から地面へと一直線に伸びていた。
男はディアナの間近に止まると、大きな手でディアナの顎を掴んだ。
顎を左右にねじる。
ディアナを見つめる。
「聞きしに勝るとは正にこのことだな……事実は時に噂以上のこともあるらしい……これほどまでの美しい娘とはな……」
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