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第5章 敵国の王子さんは今日も絶倫

荒い息が収まるとマランがディアナの耳に囁いた。
「訊こう……お前はまだ私に刃向かうつもりでいるのか？」
ディアナは顔を上げた。
視線を下腹部に移す。
汗を噴き、火照った二つの乳房と分厚い褐色の胸板の奥に二人の陰毛が混じり合っているのが見えた。
体の中にマランの分身が入っているのを感じる。
今まで誰も触れたことがなかった場所。
汚されることはないと思っていた場所を、今満たしているのはマランの熱い野獣の肉の塊と、それが吐き出した欲望の体液。
マランは自分を捕らえ、自分の無垢の肉体を意のままに陵辱し、体内に欲望の子種を注ぐだけ注ぎ込んだ。
目をマランの瞳に向けた。
口を開いた。