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女鑑~おんなかがみ~
第14章 被虐
「そうだ。客がまだ勃っていなければ,お前が口で勃たせるんだよ。ほら,やってみろ」
若槻はそう言って,葵の前に仁王立ちになった。
「え,口に?」
「本当に何も知らんのだな。お前はこうやって俺の足元に跪いて,これをしっかり舐めて,口に含んで大きくするんだ。昨日はお前のを舐めてやっただろう。本当は客にさせる前にお前のほうからするのが当然ではないか」
「あっ」
昨日の記憶が蘇った。身体の奥の一番恥ずかしいところ,他人の手が触れるなどとは考えたことがなかったところを若槻の舌で舐められ,そして舌は身体の中にまで差し入れられて,それからすぐに全身を電流が貫いて世界が真っ白になったのだ。あまりにも衝撃的で,途中から何がどうなっているのかわからなくなっていたのだ。
「まさか忘れたのか,すぐに気を遣ってしまったからな。」

やはりあれは現実だったのだ。それなら自分ができないというのは通用しないだろう。
覚悟を決めて舌先を伸ばす。
これまで,用を足した時も着替えた時も,少しでも自分の下半身を触ったあとは念入りな手洗いを欠かしたことのない葵にとって,これを口に,というのは考えただけで恐ろしかった。
「こんなこともまともにできないで,何が女郎だ。」
さっきまでの会話から感じられた優しさはどこかに消え,恐ろしく不機嫌な男が目の前にいる。葵は,こみ上げる嫌悪感を抑えながら,なんとかちろちろと舌を動かして舐めた。
汗のようなしょっぱさが口に広がり,それだけで気持ちが悪くなった。
「ここはもう少しゆっくりだ」
「少し舌を回せないか」
頭の上から若槻が矢継ぎ早に注文を付ける。それに応じようと夢中になるうちに,最初の嫌悪感は徐々に麻痺していった。
「少しはましになったか。では口に入れろ」
「え」
「口を大きく開けろ,歯は立てるなよ。わかっているな」
いわれるままに口を開けると,巨大な塊が一気に喉まで押し寄せてきて息ができなくなった。激しい吐き気がこみ上げてくるが,肩を掴まれているので逃げ場がない。
「不器用だな。鼻があるだろう。鼻で呼吸しろよ」
意識がぼんやりとし,そのうちに,口の中の塊は大きさを増してくる。

そのとき,忘れていた光景がよみがえった。
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