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Dangerous Man
第10章 羨
数日後
連絡先を交換していたのを思い出し
シュージに連絡する。
『シュージ?2人での飲み行かへん?』
そう言って誘いだした。
別にやましい気持ちはない。
俺ホモじゃないし。
合流したシュージと
俺が1人でよく立ち寄るBARへ行った。
男と男の約束。
女の子達には内緒やで。
そう言って。
彼はどうやらヒモのような
生活をしているらしい。
就職したいけど上手く行かないそうだ。
そんなん悩まんでも
適当に生きてきゃええのに。
何だか犬のような彼の従順さに
父親のような感覚が芽生える。
ナツと並んで歩いても
ナツが恥ずかしくないように
お洒落をしたいと彼は照れながら言った。