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第13章 化

いちいち可愛いな。

そんな事を思いながら
シュージにもメイクを施す。

出来るだけ色っぽく…

『ねぇアツシ？』

『どした？』

『女の子の刺青はどんくらい入ってるの？』

あぁお姫様シリーズか…

『…泣かした女の数』

『………』

信じた…。

放っとこう。

シュージのメイクが終わる。

元々綺麗な顔しとるし、これでええやろ。
鏡を見せる。

『僕あんまり変わってない』

一丁前に文句言いやがったな？

『ほなこれ噛み』

歯で噛むタイプの血糊を渡す。

プチッ

不器用過ぎるやろ。
ティッシュで血糊を少し拭ってやる。

『ありがと』

そう言って笑った。