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Dangerous Man
第14章 夢
『めっちゃ墨入ってるやん』
そう言いながら黒猫を撫でる。
『可愛いやろ?』
笑いながら彼女に向き直る。
『私も入ってる』
彼女は俺に背中を向けた。
腰の上には
大きく羽を広げた紫の蝶がいた。
『へぇ。いいやん』
そう言って蝶を撫でる。
『やんっ!えっち!』
ビクッと身体を震わせうつ伏せに寝転がる。
『どんだけ弱いねん』
笑いながら頭を撫でる。
『だってくすぐったいもん』
唇を尖らせ俺を見る。
『そんな可愛い顔すなや
俺のモノにしたくなる。』
タバコを置き彼女に深いキスをする。
『…それもええかも』
そう言って見つめる。
『…後悔したって知らんぞ』
警告はした。
甘い夢を見させてやる。
地獄と一緒に。