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Dangerous Man
第19章 諦
そんなふうに考えていると
待ち合わせの時間が迫っている事に気付く。
【19時に入口のベンチで待ってるね。.:*♡】
行かな…ダメやんなぁ。
もう会わへん。
て素直に伝えよう金目的だったと。
そしたら呆れて会わなくなるだろ。
重い足を引きずって
待ち合わせ場所に向かった。
待ち合わせのベンチを見る。
マリはいない。
…?
何か用事で来れんなったとかかな
そんな淡い期待も
彼女の無邪気な行為に打ち砕かれる。
『アツシ!』
そう言って後ろから抱きつかれる。
『うぉっ!ビビった〜』
そう言って笑いながら彼女の頭を撫でる…
ハッとする。あかんやん。何しとんねん俺。