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僕の家庭教師
第1章 僕の先生
今年高校受験を向かえる僕は、親父の知り合いの人、その奥さんに勉強を見てもらうことになった。
毎週火曜日、金曜日に僕の家まで来てくれて僕に勉強を教えてくれる。
奥さんは大学時代に家庭教師のアルバイトをしていたらしく、そんな話の流れで親父が無理に頼んだみたいだ…

家は僕と父、父のお父さん、僕にとってのおじいちゃんの三人家族。僕が小さい時から母はいません。
父と母は離婚しており、父が母親がわりもつとめて僕を育ててくれています。
子供の時からその生活に慣れていたので、特に母親がいない事で寂しいと思った事もありませんでした。

家庭教師を頼まれた詳子さんは36才。
僕はお母さんが出来たみたいで嬉しかった。
詳子さんは36才といっても若々しくとても綺麗な人です。それは子供がいなく、ご主人と二人暮らしと聞いていたので若さを保てていたのかもしれない。
詳子さんも子供がいないからか僕を息子のように見ていてくれたのかもしれない。
優しく勉強を教えてくれたし、学校であった事なども笑って聞いてくれたりもした。
そしてテストの点数もあがり、勉強が楽しくなっていた。
僕にとって綺麗なお母さん、そう思っていた…
でもクラスの友達の一言で詳子さんを見る目が変わってしまった。
詳子さんを女として見てしまうようになっていったんだ…
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