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香織
第6章 花火


唇を離せば、

彼女お得意の上目遣いで

『…もっと』

お決まりの言葉を言う。

再び唇を重ねる。

彼女は僕の唇を舐めてきた。

唇を少し開けると

舌を滑り込ませてくる。

そのまま

彼女の熱い吐息を感じながら

口内を犯してゆく。

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