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香織
第1章 僕の彼女



そのまま頬を撫でるとくすぐったそうに

首を傾けるんだ。

『香織が猫みたい。』

そう言うと。

『にゃーん』

可愛く猫のポーズをする。

『可愛い猫ちゃん』

彼女を膝に乗せる。

『けんちゃんだけの猫だにゃん』

イタズラな笑みを浮かべて

僕を見た。

そっとキスをした。

唇を離せば

『…もっと』

そう言って僕の首に手を回す。

甘え上手な猫ちゃん。

舌を彼女の唇に這わせると、

嬉しそうに僕の舌を絡めとる。

くちゅくちゅと

卑猥な音を立て僕は彼女の口の中を

堪能する。

唇を離すと、ツーっと糸が伸びる。

彼女の目を見れば

誘うように潤ませている。


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