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もっと夢を見ていたい
第15章 22(3
『罰やで』
そう言って私をベッドに繋げた。
『………。』
『クリニック電話しとく
その落書き消してもらお』
彼はいいながらクローゼットを開ける。
私のダンボールを取り出すと運び出した。
『………何するの』
『思い出なんか要らへんやろ………捨てる』
『やだ!音楽は捨てなくても…!』
『はぁ?他の奴との過去思い出すやろ』
『そんなものない!』
『信じられへんわ』
そう言うと私のiPodを叩きつけ破壊した。
そしてそのままダンボールをもって
家から出ていった。
心はポッキリ折れてしまった。
ただ彼らの曲が好きだっただけなのに…
全て否定され消されてしまった。
あぁ…もう……私は…消えた