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もっと夢を見ていたい
第30章 XIV


もう遠い昔の話だから
別れた理由なんて覚えちゃいない。

彼は東京でBARをやっている。
そんな噂を聞いた。

彼と別れていくつか恋はしたけど
物足りない

失って初めて気付いた。

もっと…欲しい…
狂いそうな程の愛が身体が心が

誰か私を満たして
奴隷でいいから…傍に置いて…

人は私を可哀想だと言う
本気で人を好きになった事ないんだろ
そんな風に私を哀れむ。

好きだったよ…
だけど人は貪欲になっていくものでしょ?

ただのSEX好きのアバズレにしか
見られないのは心外だ。

狂気的で狂喜的なあの感じを
探しているだけ…

早く私を見つけて…
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