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もっと夢を見ていたい
第16章 22(4
それから1週間もすると
瘡蓋は綺麗に治り噛まれた跡もなくなった。
『今からクリニック行くからな』
私を抱えて彼は言う。
『うん。』
さよなら幼かった私。
彼の車で病院へ行く。
カウンセリングを行い早速施術に入る。
局部麻酔を打たれ
バチバチとレーザーを当てていく。
あんだけ刺したし
あと何回か来ないとダメなんやろな。
そんな事をぼんやり考える。
『終わりましたよー!』
そう言われて手首を見ると
まっさらになっていた。
『軟膏出すのでこんな風に塗って下さいね』
そう言ってクリームを塗られる。
『防水の傷保護シート貼るので
お風呂も大丈夫ですよ。』