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もっと夢を見ていたい
第20章 IV
生理が来て五日目…。
出血量がえらく多い。
腰もお腹も頭も痛い…。
『結…大丈夫か?』
彼は私の腰を擦りながら
心配そうに顔を覗きこむ。
『…痛み止め…取って…』
キリキリとガンガンとミシミシと
体中が痛い…。
『結もう無いわ。
買ってくるから寝とき』
彼はそう言って着替え始めた。
『みゃ〜』
不二子も心配そうに声を上げる
ベッドから這い出し彼女の待つ
リビングへ出ようとした。
目が開く。
消毒くさい…。
ザワザワとなんだか騒がしい。
顔をズラすと彼が私を見ていた。
『結気がついたか?』
『え…?』
『あぁ気付かれました?』
看護師がやってきた。