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もっと夢を見ていたい
第26章 Ⅹ


『やってさ。
ヤる時は書斎で待ってもらお』

『…っ!バカ!』

スーツの男性は苦笑いする。

『ココでええやろ?
若い子ら連れて来やすいし
俺はココがいい』

『レンがいいなら…』

『ありがとうございます』

そう言って契約を交わした。
ナイトワーカーでも契約出来るのね。

帰り道ふと聞いてみた。

『突然なんで引越し?』

私は掲示板の内容を思い出した。

『…3人で暮らすには手狭やん
荷物も増えたし』

『そっか…』

聞きたかったけど掲示板見たなんて
言えないから納得しておいた。

それにしても繁華街が異様に近い。

何となく不安になる。

自分が
じっとして居られるかわからないから
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