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もっと夢を見ていたい
第27章 XI
片付けも終わり
新居お披露目パーティなる物が開かれた。
『『お邪魔しまーす』』
『おー!格好いい!』
『黒イイっすね!』
好きに1階を彷徨くホスト達。
前回不二子のお気に入りとなった
男の子は不二子を抱いてソファに座る。
グラスを持って行こうと
キッチンの戸棚を開けゴソゴソする私。
『なんしてん?』
彼は不思議そうに私を見る。
『グラス!いるでしょ?』
『あぁそやな』
そう言って私からグラスや
アイスペールを取っていくとテーブルに
持って行った。
人が居れば動いてくれるのに…
『結さんこんばんは!』
『イチゴくんいらっしゃい』
彼が認めた人間とは話せる事に気付いた私
自然と微笑み会話をする。