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もっと夢を見ていたい
第7章 20



サトシと別れて2年。

私は事務の正社員として働いていた。

中卒の頭の足りない私を
社長が拾ってくれたのだ。

髪も黒くし
ロングだった髪もショートボブにした。

ピアスもイカつい物ではなく
猫の形をしたものや
小さなダイヤが付いたものにした。

手首の入れ墨は
少し大きめの腕時計で隠した。

まぁLoveとHeteの先は出てしまうけど。

朝の9時から夕方の5時まで
せっせとパソコンに向かって作業をして
電話対応をする。

時々くるお客さんにお茶を出して
会社の目の前の道路を軽く掃除する。

まぁ大体こんな感じ。

真面目に働くって楽しい!
時々サトシを懐かしむ程度で
既に連絡もしなくなっていた。
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