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『公衆便所姫』
第1章 -1-


言いたい奴には勝手に言わせておけばいい。別に僕はどう呼ばれたって構わない。インランだとか、ビッチだとか、サセオだとか、オカマだとか、オナホールだとか……もうどれ位あだ名を付けられたか解らない。
誰も僕の本当の名前を言わない……だから、忘れた。僕も。もう要らない。必要ない。好きに呼んでくれたらいい………

「……何を考えてる」
さっきから、執拗に硬くなった肉茎を僕にしゃぶらせるこの男……確か、圭吾…前原圭吾だ……こいつが左手で僕の髪を鷲掴み、下生えに僕の顔を乱暴に押し付け、喉奥へと何度も突っ込ませてくる。その度に、嗚咽し胃の内容物が迫り上がり……食道に苦みとツンとした胃酸の匂いが鼻から抜ける。
こいつは、本当に長くてウンザリする。他の奴はフェラチオもそこそこに直ぐに孔に挿れたがるけれど、こいつは違う。
こいつは、口姦専門のド変態だ。
「…聞いてんだ、答えろ!」
苛立った声が頭上から降ってくる。しかし、口に咥えさせておいて喋ろって……僕はそんな器用な事できないんだけど……
そんな事を思っていると、突然髪を引っ張られる。ブチブチと髪が何本か抜け切れる。
……答えられない状況だって事、やっと理解したんだろうか……
ずっと開けっ放しだったせいで、動かすと顎の骨がミシッと鳴る。それを右手で押さえ、目玉だけを動かして圭吾を見上げた。
「この、クソ便所がっ!」
その態度が気に入らなかったんだろう……
握った右手が斜め上から振り下ろされる。空を切ったそれが、左頬と顎ラインの間に入る。ゴッ、という、鈍い痛み……
僕の顔は反対側へと吹っ飛ばされる。
「………」
……ってぇ……
歯の尖った部分のせいか、柔らかな頬裏から血の味が滲む。
よくテレビドラマで、殴られると唇の端から血が出てるけど、あれは嘘だな……と思う。指で擦ったって、血なんかついてこない。
「何してんだ、さっさとしゃぶれ」
再び髪を乱暴に掴み上げられる。
……まだ、何も答えてないというのに……
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