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Dangerous Man 2nd
第11章 Pick on
『ええか?軽くふんわり投げるねん』
そう言って俺は矢を的に向かって投げる。
ズキューンっ
ダブルブルに刺さる。
腕…訛ってないな…。
『すごーいっ』
彼女は目をキラキラとさせて俺を見る。
『やってみ?』
リナを立たせ矢を渡す。
『肘を曲げて放物線描くイメージで』
彼女の手を取りながら
『投げてみ!』
『えいっ』
コツンっ
ボードから外れ壁に当たる。
『指の先見ながらもっぺんやってみ?』
落ちた矢を拾いながら彼女に言った。
『わかった!』
頷いてもう一度投げた。
ピューンっ コトンっ
刺さりはしなかったがシングルに当たった。
『そうそう出来るやん!』