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第15章 Let's Halloween party

『やだやだ！やっぱり帰ろう！』

半泣きな彼女は俺を引っ張る
後ろでは
律儀に振り返るのを待つゾンビ…
シュールすぎひん…？

『帰るか？』

そう言ってわざと後ろを向かせる。

『キャーーーーっ！！』

胸に飛び込んでくる彼女。

ありがとうゾンビ。

後ろを塞がれ前へ進むしかない
俺達はゾンビに絡まれながら歩く。

なかなか凄いクオリティ…。

彼女は一つ一つにリアクションをする。
ヘトヘトになっていた。

そのままゾンビの群れを脱出し
喫煙所へ向かう。

未だに俺の胸に張り付いて離れない。

ちょっと…うん…結構…邪魔。

タバコを吸いながら、

『もう大丈夫やん。終わったで？』

彼女の顔を上げさせる。