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Dangerous Man 2nd
第2章 An ephemeral life
気付けばリナのお腹は大きくなり
歩くのにも辛そうだ。
彼女のお腹をさすって耳を当てる。
トクントクンと音がする。
不思議だ…。
そう思っていると
ぐぐっ!と顔に何か当たった。
『???』
『アツシ、赤ちゃんに蹴られたやん』
彼女は笑いながら言った。
『父親蹴るとは生意気やな』
つられて笑いながら命に触れる。
『俺もう仕事行くな?
いるもんあるならメールしろよ?』
彼女を外に行かせたくなかった。
シンプルに危ないから。
『分かってる』
そう言って彼女は俺を見送った。