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第6章 Mr.trouble maker

『…愛してるって言ってくれた…。』

サヤは俺を見ながら言った。
頼むから匂わせは止めて！

『そんな言葉
誰にでもきっと言うてるよ…。』

ジュンが諭すように言う。

『そんな男こっちから振ってやれば？』

サナが強めに言った。

『…でも…。奥さん放って
サヤの家に泊まったりするもん…』

おい！それ以上言うな！

ジュンが溜め息をつく。

『サヤちゃん…』

『…はい。』

『サヤちゃんにとってそいつとの恋愛は
燃え上がる物かも知れんけど男にとっては

従順な性欲処理機やで？』

核心をつく言葉にサヤは目を潤ませる。

『信じたって
いいように使われるだけ
バカを見るのはお姉ちゃんやん』

会心の一撃。