この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
Dangerous Man 2nd
第6章 Mr.trouble maker
音声の再生が終わる
ジュンは何も言わず呆れた顔をしている。
『トラブルメーカー』
シュージにいつもの可愛いさはなく
地を這うような低い声で言った。
笑えない、そのスキャンダル
そんな歌が頭に流れる。
いや、あれは週刊誌に対してだけども…。
黙って立ち尽くす俺に
『お前…
これ誰が送ってきたか検討着くか?』
ジュンがSDカードを
取り出しながら言った。
『……。多分…サヤ』
『…は?…お前…。』
『ちゃんと2人で話す…』
『当たり前じゃボケ!』
ソファに項垂れながら座る。
話すったって…どないすればええねん。
終わる言うたやん。
何を求めてんねん。
イライラする。自分が撒いたタネだけど。