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振り向けば…
第25章 深いよ…



「笑うてんと、食うぞ。」


あらかじめ悠真が予約をしてたからか私の前に料理がどんどんと運ばれて来る。

個室の座敷部屋…。

豚しゃぶのお肉が有り得ない大皿でやって来る。


「何人前頼んでん!?」

「5人前…。」


アホやと思う。

そういうアホは治ってない。

そんな事を考えながら豚しゃぶを食べてみる。


「嘘!?やばい!?」

「やろ?5人前でも足らんかもな。」


バラ肉なのに全く脂を感じさせない、しっとりとしたお肉があっという間に口の中で溶ける感覚。

しかもお出汁でしゃぶしゃぶと炙るから溶けた瞬間にそのお出汁の風味が広がる。

同様に茶碗蒸しもお出汁の味が最高でサラリと私のお腹に入って来る。


「これ…、何のお出汁?」

「アゴ出汁やろ?」

「アゴ?」

「トビウオらしい。」


トビウオのお出汁なんか知らなかった。

お出汁の関西と言われる食生活の中でアゴ出汁の味にはハマってまう。


「お土産に絶対買うて帰る。」

「醤油もな。」

「醤油も違うんか?」

「鹿児島の醤油は甘いんや。」


なるほど。

だから全ての料理がまろやかな味に自然と整ってる感じがする。

お風呂の為に選んだホテル…。

食事は外食にして正解だったと思う。


「明日の昼は蕎麦屋やな。」

「鹿児島に来てお蕎麦?」

「お前、この出汁の蕎麦と親子丼を食うてみたいとは思えへんか?」

「食べたい!」


今回の鹿児島は2泊3日の予定…。

郷土料理のお店のお兄さんから地鶏を買うならと良いお店の場所も教わった。

だから明日は鹿児島名物を買い漁る予定にする。

悠真と2人でお腹が苦しくなるまで鹿児島郷土料理を堪能した夜だった。


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