この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ハプニングは突然に【完】
第2章 橋のたもとに導かれて
次の日、私はまた同じバスに乗り込んだ。





今日はいつもと同じ速さでバスが進んで行く。





バスの窓から覗くの空は快晴で、気持ちが良い。



まるで、昨日の出来事は夢だったように思えた。




ぎゅうぎゅうに混んでいる車内の状況は変わらないのだけれど。




いつもの定位置に行くと、昨日とは違うスーツを着た爽やかさんがこちらをみていた。


反射的にビクッとしてしまう。



一昨日までは



かっこいい~!なんてハートを飛ばしてみていたけど…


少し目を伏せて、もう一度彼を見る。



ううん、今日もやっぱりカッコいい。



爽やかな笑顔をこちらに向けて、メガネをくいっとあげる。



爽やかさんはなんと、私の横にやってきて


「おはようございます。」と、挨拶してきた。



私は本当に驚いて


「ひゃっ!お、おはようございます…。」と、だんだん小声になりながら返事をする。



爽やかさんは

「これ、貴女のですよね?」
と、ピンクの傘を私に見せた。


「あ…!」

昨日、車内に忘れてしまった傘だ。



今見せられるまですっかりその存在を忘れていた。



それくらい、昨日のことは衝撃的だったのだ。



「また会えると思って、持ってきたんです。」


彼の優しい微笑みに、ついこちらも笑顔になる。


「あ、ありがとうございますっ!」


低めの落ち着いた声。


私が想像していた通りのいい声だった。




そして、傘の持ち手の部分に何か紙がテープで貼り付けられているのを見つける。



「それ、僕の連絡先です。よかったら連絡下さいね。」と、言われ



私は嬉しくなって

「嬉しいです!連絡しますっ!」と、うきうきした声で返事をしてしまう。



/68ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ