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ハプニングは突然に【完】
第4章 イケメン高校生
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新堂さんをやっと見つけて駆け寄ると、お前とオレは同じ犯罪者なんだっていう台詞が聞こえてきた。
違うよ、違う。
新堂さんにかけよって、彼を抱き締める。
がっしりした体つきに、いつもの香水がフワッと香る。
それだけで、幸せで泣きそうになった。
「ゆり、どうしてここに?」
新堂さんが慌てている。
「新堂さんが、らしくないことしてるから止めにきたんです!」
そう言うと
「…すまない、感情的になって我を忘れていた。こんなこと、初めてだよ。」
と、悲しそうな顔をする。
そして、新堂さんの後ろに隠れながら名原くんを見た。
「確かにあの日痴漢された。けど、
新堂さんは、あんな風に乱暴じゃなかった。
私を丁寧に愛してくれてた。
それに、私の好意を理解した上でしてきた。
確かに、そんなことをわかっていたとしても二人の行動は許されるものじゃないよ?
だけど、彼はあなたとは違うの。」
と、ハッキリ伝える。
横にいた陽奈ちゃんは
「え!?彼氏さんも痴漢!?」
と、言いながら目を丸くしている。
「ほんと、笑えないよね。」
と、困った顔で言うしかない。
名原くんを見ると、物凄くショックを受けた顔をしている。
悲しそうで、今にも泣き出しそうだ。
「貴方のしたこと、今回は陽奈ちゃんに免じて許す。陽奈ちゃんに誤解されていたところもあるけど、貴方の代わりに誠心誠意謝罪してくれたよ?彼女に感謝してね。」
「はい…工藤、ごめん。」
俯きながら、陽奈ちゃんに謝る。
「私よりも、まずゆりさんにちゃんと謝んなよ名原。順序が違う。彼氏さんにもね。」
と、ドスの効いた声で言った。
「…俺には別にいい。彼女に謝罪してくれさえすればね。」
新堂さんは、少し落ち着いたのかいつもの冷静さがあった。少し安心する。
名原くんは地べたに掌をつけて、土下座しながら
「本当にすいませんでした!」と、謝ってきたので
「どどど、土下座なんてしなくていいよ!」と、言って慌てて彼を立ち上がらせる。
違うよ、違う。
新堂さんにかけよって、彼を抱き締める。
がっしりした体つきに、いつもの香水がフワッと香る。
それだけで、幸せで泣きそうになった。
「ゆり、どうしてここに?」
新堂さんが慌てている。
「新堂さんが、らしくないことしてるから止めにきたんです!」
そう言うと
「…すまない、感情的になって我を忘れていた。こんなこと、初めてだよ。」
と、悲しそうな顔をする。
そして、新堂さんの後ろに隠れながら名原くんを見た。
「確かにあの日痴漢された。けど、
新堂さんは、あんな風に乱暴じゃなかった。
私を丁寧に愛してくれてた。
それに、私の好意を理解した上でしてきた。
確かに、そんなことをわかっていたとしても二人の行動は許されるものじゃないよ?
だけど、彼はあなたとは違うの。」
と、ハッキリ伝える。
横にいた陽奈ちゃんは
「え!?彼氏さんも痴漢!?」
と、言いながら目を丸くしている。
「ほんと、笑えないよね。」
と、困った顔で言うしかない。
名原くんを見ると、物凄くショックを受けた顔をしている。
悲しそうで、今にも泣き出しそうだ。
「貴方のしたこと、今回は陽奈ちゃんに免じて許す。陽奈ちゃんに誤解されていたところもあるけど、貴方の代わりに誠心誠意謝罪してくれたよ?彼女に感謝してね。」
「はい…工藤、ごめん。」
俯きながら、陽奈ちゃんに謝る。
「私よりも、まずゆりさんにちゃんと謝んなよ名原。順序が違う。彼氏さんにもね。」
と、ドスの効いた声で言った。
「…俺には別にいい。彼女に謝罪してくれさえすればね。」
新堂さんは、少し落ち着いたのかいつもの冷静さがあった。少し安心する。
名原くんは地べたに掌をつけて、土下座しながら
「本当にすいませんでした!」と、謝ってきたので
「どどど、土下座なんてしなくていいよ!」と、言って慌てて彼を立ち上がらせる。
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