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愛里 ~義父と暮らす小学六年生~
第3章 ゴールデンウィーク。旅行二日目
 翌日、男の妻が来るというのでバーベキューをするらしい。新堂は事務所からバーベキュー道具一式を積んで車で愛里達の泊るコテージへと向かう。

「あ、新堂さん」
「ああ、愛里ちゃん。こんにちは。お父さんは?」
「お肉とか買いにスーパーに行ってます。あ、バーベキューの道具ですか?」
「うん。ここに下ろしていいかな?」

 二人のやり取りが聞こえたのか、コテージの裏から髪の長い女性が顔を出した。

「あ、お母さんです」
「ああ、どうも。ここのオーナーの新堂です」

 お世話になってます、そう言って頭を下げる綾香もまた、愛里によく似た美人だった。いや、正確には愛里が綾香に似て美少女に育ったというべきか。生地の薄いスカートを涼し気に着こなしている。

 愛里は今日も水着姿だった。肌が濡れているので、きっとまた川で遊んでいたのだろう。

 形のいい太ももを伝って流れ落ちる水滴が、愛里の足元に小さな水溜りを作っている。
 形がいいせいか、まだ小さいとはいえ胸の膨らみもしっかり確認出来る。

 この体を父親に弄ばれていたのか…

 そう考えると自然と目が離せなくなってしまう。

 新堂のその視線に気付いたか、居心地悪そうに愛里が体をくねらせた。

「じゃあ早速荷物下ろしちゃうね。手伝ってくれるかな?」

 今すぐにでも襲い掛かりたい。そんな性欲を振り払うように新堂が言うと、愛里は何故かホッとしたような顔で頷いた。

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