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閃光
第1章 閃光
その言葉を無視し、真翔はそれを口に含む

「……ん、ゃ……き、汚ぃ…やぁ……、」

咥内と舌で優しく包み、貪る様に舐め上げ愛撫を繰り返すと、凛のモノがみるみる張り詰めていく
その変化に真翔の心が浮き立ち、高揚し、愛おしさが募る

「……ゃ……やぁ、っ!」

弓形に体を仰け反らせ、震わせながらも
凛は懸命に真翔の頬へ両手を伸ばす
先端からトロリと溢れた凛の愛蜜を、舌先で絡め吸い上げた真翔は、凛の手に誘導され、外した

「……汚くなんて…
凛のは綺麗で、…甘くて、美味しいよ」
「………っ!」

甘くしっとりとした瞳を向けて答えれば、凛は一瞬目を見開いた後、直ぐに目を伏せ存在感のある長い睫毛を真翔に見せる

「………真翔の、……今度は、僕が…」

割れた唇から、赤く濡れた舌がチラリと姿を見せる
起き上がろうとする凛を制し、口角を緩く上げた真翔が口を開いた

「無理しなくていい……もう充分、だから…」


一酸化炭素濃度が上がってきたのか
それとも睡眠導入剤が効いてきたのか……
時折くらり、と真翔の脳内が揺れ、飛びそうになる

それは凛も同じなのだろう
瞼が下がり、瞳が潤み
睫毛が濡れた様は、何とも色っぽい


……はぁ、はぁ、


それでも体は感じている
満たされたいと疼き、繋がりたいとドクドク脈打つ


「……も、挿れて……」

苦しいんだろう
凛の胸が激しく上下する


もう時間がない……


凛の膝を抱え上げ、真翔は自身の怒張を凛の窄んだ後孔に当てる


「……ぁ、」

緩んだ凛の唇から、蕩けた声と共に唾液が零れる

半分程挿入すれば、凛の腸壁が熱くうねり、真翔のモノを待ち構えていたかの様に、きゅうきゅうと締め付ける

「……ぅ、凛…もう少し……緩めて」
「…ん、…できな……っ」

本能に任せて更に捩じ込めば、もっと欲しいとばかりに凛のナカが、緩む
その熱い肉壁を擦りつけ、最奥まで一気に突き上げる

「……ぁ、あぁ…っ!」

感じた凛の声が、真翔の胸をきゅんと締め付ける
と同時に真翔のモノが脈動し、先走った愛液がトロリと漏れる



……凛の望みは、叶っているのか……

腰を打ち付け律動を繰り返しながら、痺れる頭の片隅で思考を巡らす


真翔と名を呼びながら
凛は一体、誰を想っているのか……
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