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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第16章 Memories


合宿三日目には
友達が出来始めた。

同乗教習では下ネタばかり
教官も参加して盛り上がった。

何だか部活のノリを思い出す。

『ツカサくん!』

『おおアリサちゃん』

講習を終え休憩時間に
タバコを吸っているとアリサがやって来た。

『お疲れ様』

そう言ってジュースを渡してくれた。

『お疲れ。ありがと』

受け取りお礼を言う。

『聞いてよ〜!
部屋が友達と一緒なんだけどね…』

女の子特有の愚痴タイム。
それでも何も無いココでは
楽しいヒトトキ。

頷きながら聞き流していた。

『ツカサくんは部屋何人なの?』

『俺は1人やで?』

『そうなの?』

『うん。いびきとか嫌やん』
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