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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第17章 ドライブ


『妬くなや』

『妬いてないもん』

『レイナ』

彼女の肩を掴み振り向かせた。
ちゅっと甘いキスをする。

『…これで許して?』

『…もぉ』

人がいないタイミングで良かった。
そう思いながら目を移すと

『おお!ラッコ!可愛いよな?
犬みたいや思わへん?』

『犬…?』

『濡れた犬みたい!』

『ツカサのツボが分かんない』

そう言って彼女は笑った。

水族館を出て海へと車を走らせる。

車の中からぼんやり海を眺める。

少し開いている窓から聞こえる
波の音…。
無心になる。

隣を見ると海を静かに眺める彼女。

『レイナ』

振り向いた彼女にキスをする。
甘く舌を絡め舐めながら
服に手を入れる。
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