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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第18章 Sudden impulse
『俺眉にしたい!』
『セルフでする?病院でする?
スタジオでする?』
ええ何それ。
『リュウセイさんどこでしたん?』
『俺タトゥスタジオ』
『じゃあ俺もスタジオがいい』
『真似すんなや』
『……お揃いがいい』
レイナの得意技。上目遣いもプラスした。
『…お前…実は女やな?』
『リュウセイくん♡』
『…分かってるやん』
おおやばい!
後頭部を抑えられ顔が近付く。
『ごめんなさい!マジ男はいらん!』
『……っち』
彼は舌打ちすると、
『惜しかった』
そう言って俺にニヤリと笑ってみせた。
『スタジオ連絡したるわ』
切り替えの早い彼は
心臓が壊れそうな程音を立てる俺を置いて
スタジオへ連絡を入れた。