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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第21章 友達
『…どっち呼んだ?』
俺は笑いながらケンタに言った。
間に座っていた女の子は席を立つと
別の席に呼ばれて行った。
レイナが間に座る。
『ツカサです♡』
ケンタに名刺を渡した。
『えぇツカサが2人』
『被ってもおたわ』
俺はケンタにそう言って
ネックレスも見せた。
『お前ら知り合い?』
『昔言うたやん。高校生ン時』
『何を言ったの?』
『男同士の秘密』
『あぁ!…クラスメイトの方?』
『その言い方辞めろ』
ケンタは納得したように頷いた。
『今もそのまま?』
『まぁな』
『ねぇ私も会話に入れてよぉ』
そんな会話をしているうちに
チェックの時間がやってきた。
『ほな俺らは帰るわ!"ツカサちゃん"』
『え〜寂しい』