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第24章 High school girl

『じゃあ！
私と友達になってください！』

『……友達？』

『…ダメですか？』

『いやいや大歓迎ですよ！』

彼女はホッとした表情を浮かべると
俺に紙を手渡した。

『連絡下さい！』

『…え？ホントに俺でいいの？』

イケメンなスタッフ居ますけど？

『お兄さんと友達になりたいから…』

彼女は目を伏せながら言った。

『ありがとう。
仕事終わったら連絡させてもらうね』

彼女の頭を撫でて微笑んだ。
別に連絡先交換なんてよくある話。

買い物に来たわけではないであろう
その子と世間話をして見送った。

話すだけ…
店としては利益にならないけど
リュウセイさんは先ずは仲良くなれ！
と言って販売よりも
居心地の良い空間作りを優先していた。