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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第3章 Hの後には愛がある
玄関のインターホンを押すと
すぐ扉が開いた。
『ツカサ〜♡』
そう言って飛び付いてきた彼女は
すっぴんで同い歳くらいに見えた。
部屋に上がりリビングへ通される。
シンプルで無駄な物がない部屋。
『マイ一人暮らし?』
『そうだよ〜』
彼女は返事をしながらキッチンに向かう。
『チャーハンでいい?』
『うん。いいよ』
何だか新婚さんみたい…。
そわそわする。
後ろから抱きついてみようかな
怒られるかな…。
そんな事を考えるうちに
『出来たよー』
そう言って皿を運んできた。
『おお!美味そう!いただきます!』
『召し上がれ〜』
チャーハンを口に運ぶと
彼女は不安気に
『…おいし?』
と聞いてきた。