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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第26章 Fake Love
ロースト肉を彼女の口に運ぶ。
照れながら1口かじった。
『美味し〜♪』
『ミオ1口小さいな』
『そうかな?』
『そんなんじゃ俺の咥えられへんで』
レストランで豪快に下ネタを言う俺。
見栄を張りたいんです!
彼女は目を泳がせながら
『変な事言わないでよ!』
と笑う。
『え〜やんどうせ個室やし』
天井開いてるけど。
彼女と笑いながら食事を終え店を出る。
『で、
姫様心の準備はよろしいですか?』
運転しながら確認する。
『……ぅん』
小さく頷いた彼女の頭にそっと手を乗せ
『出来るだけ優しくする』
そう言って笑いかけた。