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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第26章 Fake Love


部屋に入ると彼女は落ち着かない様子で
俺を見上げる。

『先風呂入ってくるか?』

『…うん。』

彼女は浴室に向かった。

処女…?じゃないよな?
何となく不安になる俺。

必死にレイナの時を思い出す。
あれ痛かったかな?
めっちゃ血出てたよな
そんなことを考える。

『…ツカサくん出たよ』

声のする方を見ると
彼女はバスタオルだけを巻いて
出てきていた。

『おー…ジュースでも飲んで待っとき』

彼女にそう言って風呂場へ向かった。

頭からシャワーを浴びて気付く
あぁやってもおた。

濡れた髪をオールバックにする。
ちょっと丁寧に自身を洗う。

腰にタオルだけ巻いて
彼女の元へ戻った。
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