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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第3章 Hの後には愛がある


そう言って俺は彼女にキスをする。

『…じゃあって何よ』

拗ねたように言う彼女。

『…何でもええやん』

だって特に意味は無く言ったから。

言葉を続けさせないように
彼女の口内に舌を滑り込ませて
深くキスをした。

荒くなる息に興奮してくる。

前日とは違って今日は優しく
彼女を高めさせる愛撫をした。

柔らかい彼女の髪が乱れていく。

甘い香りが鼻を掠めて
俺の理性を揺り動かす。

荒い息、甘い声、潤んだ瞳

『マイ…可愛いな…』

顔に張り付いた髪をそっと撫でて
耳にかけてやる。

彼女は照れた様に笑って俺に抱き着いた。

『あんまり見ないで…』

『見せてや…マイの全部』

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