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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第27章 生命
ミオと付き合い初めて4ヶ月
今日は土曜日。
仕事を終えミオを車で迎えに行く。
明日は日曜日だけど休みを貰った。
野暮用が出来たから
その野暮用に彼女を道連れにする。
プップッ
クラクションを鳴らし
ケータイに夢中な彼女を呼ぶ。
『お疲れ様ツカサ』
『お疲れ。ごめんななかなか会えなくて』
『んーん仕事だから仕方ないよ』
彼女は理解のある女を演じる。
そんな彼女に気付いていながら
俺はメグとの時間も大切にしていた。
彼女達が…望むから…。
『今日はどこ行くのー?』
無邪気な笑顔で俺を見る。
『俺ん家』
『…え?一人暮らしだったの?』
『いや実家やで』
『……えっ待って…』
彼女はオロオロし始める。