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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第27章 生命
『なに?』
『だって…
いきなり行ったら迷惑じゃない?』
『まぁ顔合わせるんは明日の昼頃やし
それまで2人でゴロゴロしようや』
『そう言う事じゃなくて』
『嫌なん?』
『違うくて…』
『俺の親に紹介させてや
"俺の彼女です"って』
そう言って笑いかけると
彼女は照れくさそうに笑った。
別に結婚する訳じゃないんだから
畏まる必要なんてないのに…。
俺はそんな事を考えながら
車を走らせた。
『もう夜中やから静かに部屋上がるで』
車から降りながら彼女に言う。
『…うん…わかった』
鍵を開け彼女を先に階段へ向かわせる
俺が自室の扉を開けると
滑り込む様に入っていく。