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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第4章 Kiss me
誕生日前日、俺は学ランのままで
彼女の家に行った。
降りてきた彼女は俺を見て
『ホントに制服で来たんだ…』
『アカンの?』
『なんかイケないことしてるみたい』
『おっさんかよ…
まぁいいやん行こや?』
そう言って彼女の肩を抱き歩き出す。
『…なんで今日ヒールじゃないん?』
化粧も薄い気がする。
『学生さんに合わせたの!』
『子供扱いすんな!』
ムッとした俺は彼女を覗き込む様に
屈んでキスをした。
『…も!バカ!恥ずかしいでしょ?』
焦った彼女は俺の胸を押して顔を離す。
『なん照れてんの?』
『……何でもない!』
俺より歳上の彼女は
慌てると子供みたいで可愛かった。