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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第30章 I love you. But not interested
『お客さんはそうじゃないん?』
『素直に盲目的になってくれれば
俺としてもやりやすいけどな』
『…そうやね』
『やっぱ仕事やから
売り上げや指名本数に返ってこんと
キツいし手を替え品を替えやってる』
彼は笑った。
『…俺、ホストは向かんわ』
『せやろな。ツカサは甘いもんな』
『リュウセイさんに甘えてるだけ』
『…お前やっぱりゲイやな?』
『ちゃうわ!』
でもリュウセイさんに迫られたら
断り切れない気もする。
俺達は笑いながら
仕事を忘れ、女も忘れ
気ままに遊び倒した。
俺は今が1番楽しい。
それだけは言い切れる。
そんな気がした。