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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第31章 秘密


何となく観察する。

虚ろで潤んだ瞳
うっすらと開いた唇

アルコールで火照った身体
顔から鎖骨あたりまで淡くピンク色。

部屋着の彼女は
モコモコのタオル地パーカーワンピース

スカートからは白く細い足が伸びていた。

そっと内ももを撫でる。

『やんっ!』

そう言って彼女は俺の手を足で挟む。
ワキワキと指を動かしてみる。

『くすぐったい〜』

膨れながら俺の手を解放した。
…鼻を摘んでみる。

『も〜っ!』

払いのけられる俺の手。
ムッとして指を1本口に突っ込む。

『ん〜っ!』

睨む彼女を無視して指で
上顎をなぞったり舌を押したりしてみた。

『んんっ…っふ』

指を抜いて身体を折りたたむ様に
彼女に口付ける。
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