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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第32章 The world for two of us
『お前文系?』
『一応理系』
『実験せぇへんの?』
『するっちゃするけど歯科技工士
になりたいからツカサの想像とは違う』
『へぇ?初めて知った。お前凄いのな』
俺は素直に尊敬した。
照れたように笑った彼女。
ちゅっとキスを落とす。
チラっと見えた暗い階段。
彼女の手を引き歩いていく。
『どこ行くの?』
『暗いとこ』
『…は?やだ何考えてるの?』
彼女の言葉を無視して階段付近を見渡す。
『ここ誰も来なさそうやな』
『こんな所でシない!』
『じゃあキスだけ』
それだけで終わらないけど。
彼女の耳を塞ぐように手を添えて
舌で唇をこじ開ける。
彼女は俺の胸を手で押して抵抗する。