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魔法使いで紳士なヴァンパイア
第32章 The world for two of us
【いいの!?いつ!?】
【土曜日の晩にしよう
仕事までの時間だけやけど
遊びにも行こう】
【うん!楽しみにしとく!】
適当な嘘。
だけど罪悪感なんてない。
ピロン♪
今度はなんだ
【もうすぐ終わるよー】
【りょーかい】
俺は準備して外へ出た。
暗いな…。
日が落ちるのが早いこの季節
車に乗ると暖房を付けて走らせる。
大学近くのパーキングに停めて
俺は歩いて彼女の元へ向かう。
門の前で待つ彼女。
『あれ…車は?』
『大学どんなもんか見てみたいねん
案内してや?』
彼女の手を引いて大学内を散歩する。
『結構暗いんやなー』
『理学部の方は実験とかしてて
もう少し明るいよ』